女神の玩具

新宿ビッチボーイ

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新宿ビッチボーイに、女たちの高らかな笑い声が、今夜も響いていた。

革張りのソファに、ノースリーブのワンピース、ラメ入りの黒ストッキング、エナメルのハイヒールを履いた祥子が、 ゆったりと肢体を横たわらせていた。

美貌の女社長は、仕事を終えて、お忍びのお楽しみの時間だ。

常連の女性客たちと同じく、餓えた雌ライオンのように、女装の美少年たちを、品定めしていた。

少年たちはミニスカートを履かされ、 店の規則とはいえ、歩きまわるたびに、レースのパンティーが覗けてしまう。

際どい光景にも、女たちは好色な視線を隠さなかった。

「あの子、かわいいわね」

祥子の指名は、新人研修を受けたばかりの、陽太だった。

憧れの女社長に呼ばれて、陽太の胸は高鳴った。

恐る恐る彼女の席へといき、初めての挨拶をした。

床に膝を折り、両指を揃えて、お辞儀をしてから、そのまま頭を下げて、彼女の靴先へ、思いきって口づけをした。

ちゅっちゅっと、小鳥のように、何度か繰り返えされる。

ビッチボーイのおもてなしの作法だ。女が金を払い、男を買う。

男は選ばれるために、女を喜ばせる術を身につける。

「は、はじめまして」

気に入ってもらえたか不安で、少年の声は震えた。

「うふ、よろしく」

祥子は鷹揚にうなづき、眩しい美脚を組み替えた。

見てはいけないと思っても、肉感的なふとももの付け根へ、陽太の視線は吸い寄せられてしまう。

「あなた、足フェチなの?」

陽太の耳が、赤く染まった。祥子はハイヒールから片足を抜きとると、優雅に浮かせた。

「じゃあ、あーん」

ぽかんと見惚れる陽太の口へ、輝くナイロンストッキングのつま先が、捩じこまれる。

「あぐ」

「キレイキレイできるかな」

陽太はもがいた。しかし、拒むことは許されない。

女性客の要求に応えなければ、ビッチボーイは失格だ。

少年の舌が動きはじめる。

ぺろぺろと、軟らかい足裏や丸い踵まで、忠実な犬のように舐めまわる。

「おいしいの?苦しいの?お指の股まで、きちんとキレイキレイしなさいね」

祥子はくすぐったそうに身をくねらして、少年の口への凌辱を、楽しむ。

躾は、はじめが肝心だ。

誰が主人か、身体に覚えさせなければならない。

「あら、股間が膨らんじゃってるわよ」

レースパンティの強制着用によって、男の欲情は、女からは一目瞭然となる。

肉幹をひくひくと痙攣させ、亀頭からはとろりと先走りの雫を漏らして、いやらしく染みを作っていた。

「うふふ、さすがビッチボーイの変態坊や」

祥子の瞳が、妖しく輝いた。

少年の下半身へ、女社長のハイヒールが、伸びた。

肉袋を踏みつけられ、肉茎は何度もなぞりあげられる。

無様に男性器を弄ばれているのに、少年は興奮が押さえきれないようだ。

「出したい?」

陽太の返事は、言葉にならない。

「いじめられるのが大好きみたいね」

口腔はストッキングで塞がれ、股間はハイヒールで蹂躙される。

祥子の巧みな足技に、陽太はなす術もなく、限界に追いこまれた。

「ああ!」

泣き叫びながら、少年は全身を痙攣させ、張りつめた肉幹から、快感のマグマを噴出させていた。

陽太の絶頂を、祥子は慈しみのまなざしで見守った。

「はじめてのお射精、かわいかったわ。でも、あたしの脚を汚しちゃダメよ」

肩で息をする陽太に、精液の付着したストッキングを、清めるように命じる。

「早くしなさい」

絶頂の余韻も手短かに、陽太がぴちゃぴちゃと舌を這わせはじめる。

自らの精液を舐めさせられる屈辱に、身悶える陽太を見つめて、祥子は高らかな笑いを響かせた。

<了>